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2009年07月02日
公立中高一貫校対策 -
「学費が安い」
「将来、高校受験をしなくて済む」
「大学受験に向けて、効率の良いカリキュラムが受けられる」
そんな中学校があったら、とても魅力的ですよね。
小学生のお子さんをお持ちのご家庭なら、ぜひうちの子供を入学させたい!と
思うのではないでしょうか。
そんな魅力的な条件を本当に兼ね備えたのが、"公立中高一貫校"です。
受験者は年々増加の一途を辿っており、人気校の倍率は相当なものとなっています。
「"公立中高一貫校"って、詳しいことはよく知らないけど、何だか良さそう」なんて
漠然とお考えの親御さんも、少なからずいらっしゃるのではないかと思います。
では、"公立中高一貫校"とは具体的にどのような学校なのでしょうか。
"公立中高一貫校"とひとくくりに言っても、実際にはいくつかのタイプがあります。
まずは、公立中高一貫校の3つのタイプについて簡単に説明をしましょう。
<公立中高一貫校のタイプ>
○中等教育学校型
中学と高校の教育課程が一つに統合された学校。
中学校に相当する前期課程と高等学校に相当する後期課程がある。
中学と高校で一つの学校なので、高校に入るための試験などはない。
通常、後期課程(高校から)の募集は行われない。
○併設型
同じ設置者(都道府県・市町村など)が、中学と高校の教育課程をつなぎ、
一貫した教育を行っている学校。国公立大学付属に多いタイプ。
中学入学者は高校へそのまま進学できる。
中学と高校は別の学校なので、高校からの募集を行うところが多い。
○連携型
区市町村立の中学校と都道府県立の高校(設置者が異なる中学と高校)が、
生徒・教員の交流等の面で連携して一貫教育を行っている学校。
施設を共有しないので、別々の学校が連携するイメージを浮かべると分かりやすい。
高校への進学については、簡単な試験がある。
高校は、一般の試験で他の中学校出身者を受け入れている。
公立中高一貫校、と一口に言っても、これだけの違いがあります。
ですので、受験の際にはそれぞれの学校の形態についてよく調べておくことが必要です。
また、公立中高一貫校に関しては、居住地によって出願資格が限定され、他の都道府県
の公立中高一貫校への出願はできません。その点は気をつけるようにしてください。
<公立中高一貫校の魅力>
すでに冒頭でいくつか挙げていますが、ここであらためて「公立中高一貫校の魅力」に
ついて取り上げてみましょう。
大きく分けて、以下の3つに分類できるのではないかと思います。
①学費が非常に安い
まず、中学校の3年間は授業料が無料です。
高校の3年間も公立高校と授業料は変わりません。
私立中高一貫校と比べると、なんと学費だけで400万円近い差があります。
②高校受験の必要がない
連携型の学校の場合は簡単な試験がありますが、基本的には受験勉強をする必要が
ありません。
そのため、思春期の貴重な時間を好きなことに当て、のびのびとした中学校生活を
送ることができます。
③効率的なカリキュラムが受けられる
中学高校の学習内容の重複や不連続を取り除いた、体系的な学習をすることが可能です。
また、学校によっては非常にしっかりした大学受験用のカリキュラムを組んでいる
ところもあり、受験に向けた対策も立てやすいと言えるでしょう。
<公立中高一貫校の選抜方法>
既存の公立中高一貫校は、「公立校がエリートを選抜するなんて!」という批判に配慮して、
国語・算数・理科・社会の学力試験は行っていません。
報告書・適性検査・作文・面接・実技検査等によって総合的に合否が判定されます。
以下では、選抜の特に大きな要素となる、「適性検査」と「作文」の対策について
述べていきます。
「適性検査」について
「適性検査」は、入学後の学習生活に適性があるのかを見るために実施されるテストです。
主に筆記で行われます。出題範囲は、小学校で習う学習範囲のみです。
ただし、国語・算数・理科・社会といった各教科の知識をバラバラに問う訳ではありません。
複数の教科を組み合わせた問題が出題され、解く力・考える力が試されます。
例えば、「なぜそう思うのか、自分の体験を踏まえて具体的に答えなさい」など、
自分の考えを文章でまとめて答える力を試す問題が多く出題される傾向にあります。
☀適性検査アドバイス☀
4科目の試験がないからと言って、学科の勉強が不要な訳ではありません。
適性検査の内容に関しても、基本はやはり4教科にあります。
ただし、小学校の学習指導要領を超える範囲に関しては学習の必要はありません。
養うべきは、基礎的な知識とその応用力です。低学年の内から「漢字の読み書き」と
「計算」は家庭学習で、少なくとも学年相当にはできるようにしておきたいところです。
算数分野対策
私立中学の入試問題の中から、各分野の典型問題と他のいろいろな問題に触れ、
解法や考え方に慣れておくようにしましょう。
特にしっかり学習しておきたいところは、「規則性」「条件整理」「場合の数」です。
また、「パズル」にも親しんでおくと良いでしょう。
理科・社会対策
基本的知識(中学受験レベルではなく公立小学校のレベルで)をしっかり身につけるのが
大前提です。その上で地図やグラフ、図表の読み取りができるようにしましょう。
また、地球温暖化やゴミ問題など、身近な社会問題に対する意識も必要です。
子どもニュースを見たり、子ども新聞を購読してみると良いでしょう。
また、テレビのニュースについて親子で話し合ってみるのも有効な手段です。
適性検査を知るためには、一度過去問を親子で見てください。
公立中高一貫校が要求する学力のイメージが掴めると思います。
公立中高一貫校の良いところは、私立中学受験ほど入試対策に時間を費やす必要のない
ことです。
私立受験の場合、6年生になると土日返上で勉強に励まなければなりません。
しかし、公立中高一貫校の場合は、6年生になってもある程度余裕をもって、
小学生らしい生活を送りながら受験勉強をすることができます。
「作文」について
公立中高一貫校の入試では、多くの学校で作文試験が実施されています。
これは、学力以外の尺度で受験生を評価しようとすると、どうしても文章を書かせるような問題
が中心になってしまうからです。しかし、作文に関して客観的に評価できる点と言えば、誤字と
字数くらいのものです。それ以外の構成・題材・表現・主題などは、どうしても採点者による
個人差が出てしまいます。
つまり裏を返せば、作文の試験で大事なことは、「誤字をなくして、字数をいっぱいまで
埋めること」ということになります。
実際、作文課題の中には非常に長い字数を課すものが見受けられ、この場合、字数で
大部分の足きりをしているのだと推測されます。
ですので、作文の試験で一番避けたい失敗は、指定の時間までに必要な字数を書き上げられ
ないことと言えます。しかし勿論、ただ字数をきっちり書くだけでは、高い評価を得ること
はできません。
作文試験でもうひとつ大事な能力は、「自分の考えや意見を的確に表現できる力」です。
では、この「制限時間内に文章を字数の不足なく書き上げる力」「自分の考えや意見を的確に
表現できる力」は、どのようにすれば身につけられるのでしょうか。
☀作文アドバイス☀
字数対策
文章を早く長く書くコツは、まず、書きながら何度も読み返さないことです。
読み返すのは、作文を全部書き終わってからにしましょう。
「書く→すぐに読み返す→直す」というような書き方ではなく、
直す必要のない文章を最初から書いていく習慣をつけることが重要になってきます。
表現力対策
作文とはそもそも、自分自身について表現することです。
ですので、作文を書く際にはまず、自分の思い出について振り返ることが重要に
なってきます。
その上で、自分がそのとき何を感じたのか・考えたのか・学んだのか、という点について書くことで、
読み手に自分の主張を伝えます。
逆に言えば、思い出について書く場合はそのようなことが書ける題材を選ぶべきなのです。
何かテーマ(環境問題など)に沿って書く場合にも、そのテーマ自体を自分の方に引き寄せて
書く(そのテーマと、自分自身の気持ちや共感できる点を探して書く)ことが大切です。
そのように書くことによって、以下の利点があります。
・「テーマについての知識→自分の考え」という二部構成の読みやすい文章が書ける。
・自分の経験に基づく意見を述べることによって、一般論を書くだけの作文になってしまうこと
を避けられる。
すると当然、評価が高くなりますし、何よりこのやり方で書く文章は、書き手にとって
「書きやすい(=構成がしやすい、自分の意見が述べやすい)」ものとなります。
文章が書きやすければ、書き直す必要もなくなってきますので、
結果として字数対策にもなります。
最後に、作文力をつけるためには、まず読む力をつけることが必要です。
入試の課題として出される作文は、ほとんどが説明文や意見文ですから、
読む文章もそれらを中心にしていかなければなりません。
説明文や意見文の多い文章は、教科書、小学生新聞、国語の問題集などです。
毎日少しずつでもいいから時間を決めて、それらの文章を読む練習をしていきましょう。
以上が、公立中高一貫校の受験に関する簡単なアドバイスになります。
ここまで読まれた方はすでにお分かりのことと思いますが、
公立中高一貫校はその体制のみならず、入試制度もやや特殊です。
先に述べたように「私立中学の受験と比べて、勉強に時間を割く必要がない」ことが
利点なのですが、かえってそこで「じゃあ、どんな勉強すればいいの?」と、
悩んでしまう方が少なくないようです。
・適性検査で何を勉強すればいいかよく分からない
・作文検査に向けた具体的な学習方法が分からない
・練習しているのに作文力が向上しない
・入試に向けてしなければならないことがよく分かっていない
・学校で習っている内容(基礎的な学力)が身についていない
・そもそも公立中高一貫校を受験すべきかどうか迷っている
以上のような悩みをお持ちの方は、下のフリーダイヤルからお気軽にご相談ください。
当会では、公立中高一貫校の特殊な入試問題に関しても専門の対策を行っており、
過去に実績も出しています。
一生に一度の中学受験、お子さんにもご両親にも悔いが残らないよう、
万全のバックアップ体制で臨ませていただきます。





